細形銅剣
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愛媛県西条市丹原町今井池ヶ脇一番地
県指定重要文化財
指定年月日:昭和34年3月31日
全長:34.2cm 茎の長さ:2cm 厚さ:1.1cm 区幅:3.8cm 最大幅:4.5cm 重さ:280g
区より2.5cm上の鎬の左右に孔が設けられている。
この銅剣は大正5年(1916)、丹原町願蓮寺字扇田で泉を掘り下げている際に、地下約60cmの所で発見されたものである。銅剣は、大陸青銅器文化の伝播を物語る遺物の一つで、近畿地方を中心に出土している銅鐸なども同様、紐で榊などに結びつけて祭儀に使用されたのであろう。県内では多数の平形銅剣が広範囲で出土しているが、この銅剣は、その中でも最も古く、朝鮮半島から渡米したものと考えられている。九州では細形銅剣が多いが、この銅剣は分類上は中細形に属し、現在のところ、中細形銅剣としては県内唯一のものである。