奥内薬師堂
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愛媛県北宇和郡松野町
この薬師堂は、蕨生部落の寿福山甘露院妙楽寺の所管する堂宇であり、「吉田古記」によると、真言宗で京都の御室仁和寺の末寺で、「楳の薬師堂」といわれ、三角という山伏がこれを守っていたことが記されている。建物の構造は、正面3間、側面2間(下屋付き)で、屋根が宝形造となっている。創立年代は不明であるが、棟札によると薬師堂が火災にあったのち、万延2年(1861年)の春、蕨生村の人々によって再建されたものであると伝えられている。なお、弘法大師にかかる伝説が残されており、樹齢は数百年とも千年ともいわれている。
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