大和田建樹の生家跡
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愛媛県宇和島市
宇和島市指定史跡
「汽笛一声新橋を」と、あまねく世に知られた「鉄道唱歌」の作者大和田建樹は、安政四年(1857)四月二十九日、この地で生まれ、明治九年(1876)広島外国語学校入学のため出郷するまでの、学問修行の少年時代をここで送った。その後、建樹は上京して、さらに国文学を研究し、東京大学古典講習科講師・高等師範学校(東京)教授などになったが、三十五歳の時、教職を退き、専ら著作に従事した。著書は「謡曲通解」など国文研究書のはか、文学史、辞典、随筆、紀行・詩歌・唱歌等九十七種百五十余冊に及んでいる。建樹は明治四十三年(1910)十月一日、五十四歳で死去した。