歴史を未来へつなぐ島の石

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香川県小豆島郡土庄町

平成二十二年九月、小豆二町は、貴重な地域資源である「石」をキーワードにした「小豆島石のシンポジウム〜歴史を動かす石のDNA〜」において多岐にわたる事業を行い、歴史的・文化的資源を再検証しました。あの石材採掘と加工は、観光、醤油、佃煮、オリーブ、ごま油、手延素麺と並び主産業の一つです。小豆島の石(花崗岩)の歴史は、徳川家が大坂城を大改築した際、細川越中守忠興などの多くの大名が島の各地で石垣石切丁場を開き、競って巨大な石を切り出し、大坂へ運んだことが始まりといわれております。現在、切り出されながらも島に残された石垣の一部は「残念石」と呼ばれ、県指定史跡として、土庄町小海「大坂城残石記念公園」に展示されています。また、小豆島町岩谷の「大坂城石垣石切丁場跡」は貴重な文化遺産として、国指定史跡になっています。小豆島石は、大坂城以外に江戸城や皇居めがね橋、住吉大社の鳥居などに使われ、近年では日本万国博覧会の日本庭園や関西国際空港などに使われています。このように、小豆島の地域資源である「小豆島石」は、歴史と共に成長してきたと言っても過言ではないのです。今後も耐久性と品質に優れた「小豆島石」が石材関連事業の振興に貢献していくことはもちろん、小豆島の観光イメージの高揚にも繋がっていくと確信しています。

(看板引用)

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